銀座クラブの「ボトル原価引き」とは?ホステスの報酬に影響する仕組みも!

銀座のクラブでよく耳にする「ボトル原価引き」は、ホステスの給料に直接関わる大事な仕組みです。
お客様に喜ばれながら売上を上げても、仕組みを知らないと「思っていたより稼げない…」と感じることもあります。
実はこの制度、銀座では当たり前のように使われていますが、意外と詳しく知られていないことも。
今回は、この“原価引き”がどんな仕組みで、ホステスの報酬にどのように影響するのかを解説します。
「ボトルが入ったのに思ったほどバックがつかない…」そんな疑問の背景には、この“原価引き”が関係しているかもしれません。
ボトル原価引きとは?基本的な仕組み

銀座クラブで働くうえで知っておきたい報酬システムのひとつが「ボトル原価引き」です。
一見、聞き慣れない言葉ですが、売上に対するバック金額に直接関わる大切なルールです。ここでは、その基本的な仕組みや注意点をわかりやすく解説します。
原価引きとはどういう意味?
高級クラブでよく使われる「ボトル原価」とは、お店のボトルメニューに表示されている金額(売値)から、実際にお店が仕入れた際にかかった金額(仕入れ値)を引いた“差額”のことを指します。
たとえば、ボトル1本が30万円で販売されていても、仕入れ値が10万円であれば、残りの20万円が“ボトル原価を差し引いた利益”となります。
このあと詳しく解説しますが、高額ボトルに対して、「原価引き」が適用されるのが一般的です。
つまり、ホステスへのバックも“仕入れ値を引いたあとの金額”から計算されるため、同じ売上でも通常のボトルよりバックが少なくなることがあります。
原価引きの対象になるのはどんなボトル?
銀座クラブで原価引きの対象となるのは、おもに25万円以上の高額ボトルです。(※店舗により基準は異なります)。
よく出る原価引き対象の高額ボトルには以下のようなものがあります。
- ドンペリP2
- ベルエポック(ブラン・ド・ブランなど)
- クリュッグ ロゼ
- サロン
- ラベイ
- ローランペリエグランシエクル
一方、次のような10万円前後の人気シャンパンは、原価引きの対象外となることが多いです。
- ローランペリエ(約7万円)
- ローランペリエ ロゼ(約6万円)
- ドンペリ(約10万円)
- ドンペリ ロゼ(約15万円)
- クリュッグ(約12万円)
- クリュッグ ロゼ(約18万円)
※価格は目安であり、店舗によって異なります。
原価引きのないボトルで効率よく給料アップ!
ホステスにとっては、原価引きのないボトルをいかに多く入れてもらうかが、効率よく報酬を上げるポイントです。
とくにドンペリやクリュッグなどの定番ボトルは原価引きがかからない店舗も多いため、売上に対するバックがそのまま反映されやすく、収入アップにつながります。
なぜ銀座クラブでは原価引きが必要なのか
「せっかく高額なボトルを入れてもらったのに、思ったよりバックが少ない…」
そんな疑問を持ったことがある方もいるかもしれませんが、銀座クラブで原価引きが必要とされるのには明確な理由があります。
- 高級クラブは運営コストが非常に高い
- 銀座の一等地にある高級テナント料
- ホールスタッフや黒服、マネージャーなどの人件費
- 接待のための設備・備品、清掃、サービス維持費 など
こうした莫大な経費をまかなうためには、一定の利益を確保する必要があります。
さらに、昨今はお酒の仕入れ価格も高騰しており、高額ボトルになればなるほど利益率が下がってしまうのが現実です。
そのため、お店としても健全な経営を維持するために、高額ボトルのみ原価引きという形で調整しているのです。
原価引きがホステスの報酬にどう影響するのか

ボトルの「原価引き」は、ホステスの報酬にどれくらい影響するのでしょうか?
ここからは、原価引きの“ある場合”と“ない場合”の報酬の違いを具体例を入れてより詳しく解説します。
“原価引きあり”と“なし”の違い
ボトルには「原価引きされるもの」と「されないもの」があります。この違いで、ホステスがもらえる報酬は大きく変わってきます。
原価引きなしの例
ドンペリロゼ2本(1本15万円 × 2本 = 合計30万円)
・1本の価格が15万円なので、原価引きはナシ
・売上30万円まるごとが報酬計算の対象になります
▶30万円 × 45% = 13万5,000円の報酬
※この13.5万円がそのまま「純売上」に加算されます
原価引きありの例
ローランペリエ・アレクサンドラ・ロゼ(1本26万円)
・25万円を超えているので原価引きアリ
・お店が仕入れた金額(例:6万円)が引かれて、報酬計算は「20万円分」でされる
▶20万円 × 45% = 9万円の報酬
※この9万円が純売上に加算されます
「高いボトルを入れてもらった方が稼げそう!」と思いがちですが、実は、25万円以上の高額ボトルは“原価引き”で報酬が減ることもあるので注意が必要です。
逆に「高級ボトル1本」より「原価引き対象外のボトルを複数」入れる方が、報酬が高くなります。
今回の例のように同じような金額を売り上げても、原価引きのある・なしで、実際の報酬には4万円以上の差が出ることもあるのです。
- 原価引きのないドンペリロゼ2本 → 13.5万円の報酬
- 原価引きありの高級ボトル1本 → 9万円の報酬
クラブによって原価引きのルールが違う
銀座のクラブでも、
- 「25万円以上は一律で原価引き」
- 「特定のボトルだけ原価引きされる」
- 「バースデー期間だけ原価引きなし」
など・・・お店ごとに原価引きのルールはバラバラなので、入店前にしっかり確認しておくことが大切です。
自分が頑張って売ったボトルが、どれくらい報酬に反映されるかを把握しておけば、効率よく稼げるでしょう!
銀座ホステス給与システム:売上報酬・スライド制・原価引きの仕組み

銀座クラブで働くホステスの給与形態は、他のナイトワークと比べてもやや複雑。
ですが、仕組みを理解すれば「どうすれば稼げるか」が見えてくるので、しっかりチェックしておきましょう!
銀座クラブで働くホステスの給与形態は大きく2つ
銀座のクラブでは、ホステスの給与形態は大きく分けて次の2種類があります。
- 売上制(要入)
- 日給スライド制
このうち「売上制」で働いているのは、係(常連のお客様)を多く抱えるごく一部の売上トップホステスのみ。
実際には、9割以上のホステスが“日給スライド制”で働いているのが現状です。
売上制(要入)とは?給与計算のしくみ
売上制とは、自分が接客したお客様の売上に応じてお給料が決まる仕組み。
係を持ち、毎月安定した売上を作れるホステス向けのシステムです。
【給与の仕組み】
- 「小計(純売)」…サービス料などを含む、実際のお会計金額
- 「要入(ようにゅう)」…純売から消費税10%を引いた金額
給料=要入 × 42.5%(歩合率)
【実際の計算例】
(例)要入が100万円だった場合
→100万円 × 42.5% = 42万5,000円が報酬
つまり、係のお客様が入店するごとに自分の報酬が増える、という分かりやすい仕組みです。
日給スライド制とは?実際の計算例
一方、多くのホステスに適用されているのが「日給スライド制」。
これは、基本日給に“売上に応じたインセンティブ(スライド)”が加算される制度です。
【基本日給+売上スライド】
- 日給:3万円~5万円前後(経験・実績により異なる)
- 純売上10万円ごとに+2千円(1スライド)
- たとえばスライドが10回なら、+2万円アップ
【実際の例(ヘルプホステス)】
- 日給3万円の方が、その日に純売上100万円を作った場合
⇒スライト10回分(+2万円)となり、1日6万2,000円の報酬になります。
この条件で月20日出勤すれば…
62,000円 × 20日 = 1,240,000円(月収124万円)となります。
※スライドは当月の実績に応じて、月末に清算されることが多く、その月の給与に反映されます。
日給スライド制でも月収100万円以上は夢じゃありません!
銀座でしっかり稼ぐためには、自分のスタイルに合った給与システムを理解して動くことが大切です。
銀座クラブの原価引きの仕組みを頭に入れておこう!

銀座クラブで働くなら、「売上=そのまま給料」ではないことを知っておくのはとても大切です。
とくに25万円を超えるような高額ボトルには「原価引き」が適用されることがあり、売上が大きく見えても、実際の報酬には差が出る場合があります。
とはいえ、25万円以上のボトルをおろすお客様はごく一部。
実際には、10万〜20万円前後のボトルで売上をつくるホステスさんがほとんどなので、「原価引き」に関しては、あまり神経質にならなくても大丈夫です!
原価引きは、ホステスを損させるための制度ではなく、お店・キャスト・お客様の三者が長く付き合っていけるための“バランス調整”のようなもの。
健全に経営を続けるクラブほど、この制度をきちんと運用している傾向にあります。
銀座で長く安定して働くためには、こうした仕組みを理解したうえで、自分に合ったお店を選ぶことも大切です。
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